５月３０日 秋が瀬にて

ミドリシジミの様子を見たいと思い、秋が瀬へ。。
もう蛹になってるでしょうか。。ハンの木の幹に前蛹でもないかと探してみましたが、毛むくじゃらの毛虫ばかり(^^;)。。しばらくあちこちの幹を見て回っているところで、急ぐように幹を降りてくる終令幼虫を発見！！５月８日に終令幼虫が観察できたことを考えると、どちらかというと、出遅れ気味かな？と思いましたが、まぎれもなくミドリシジミの終令幼虫です。これから、蛹化するためにダイセンシジミのように幹をかじったりするんでしょうか。まだ、きれいな緑色の幼虫です。しばらく写真を撮りながら観察することにしました。急ぎ足で降りてゆく幼虫・・・あっ！落ちた！！足を滑らせたのか？あのたくさんの足を滑らすとは考えにくい？(^^;)。故意に落ちたように見えました。下草の中程に落ちた幼虫・・しばらくじっとしています。。すると、どこからともなく蟻が寄って来ました。背中に乗ったり、後ろに回ったり・・・でも、蟻は友だちのよう。攻撃する様子はありません。しばらくして、蟻がいなくなると、幼虫は下にもぐっていきます。枯れ葉の中が気に入ったらしく、どんどん入っていきます。ここで蛹化するのでしょうか。。見えなくなったところで、目印をおいて、帰路につくことにしました。後日、蛹をさがしてみようかな。。
このところ、終令幼虫の巣を採集する人が増えているようです。これは、できるだけ避けて欲しいですね。明るい道沿いの、しかも目線以下の高さに多いミドリシジミの幼虫巣・・けっこう簡単に見つかるだけに、その採集は数の減少につながります。観察目的は別にして、標本箱を埋めるための幼虫採集はできれば避けて欲しいと願います。
今日の蒸し暑い秋が瀬では、いつものようにキビタキ、カッコウの声が聞こえます。サンコウチョウのホイホイ声もすぐ近くで聞こえます。帰り道にとまっているサンショウクイの姿も見ることができました。
撮影機材：MINOLTA αSweetDegital
レンズ：SIGMA AF90mm MACRO + 1.5x